夜尿症について
お世話になっております。
日本一勤務しているドクターbruです。
夜尿症には三つの病型があることはFBの方で述べました。
多尿型
膀胱型
混合型
ですね。
幼児期のおねしょと異なり、発育と共に治らず(いつかは治りますよ)
6歳以降や小学生以降も続く、膀胱・腎臓・脳の1か所以上の病気です。
まずは初診で来た患者様には夜尿経過表の記録を、1週間つけてもらいます。
1週間後に再診、その記録で概ね多尿型か膀胱型か混合型かが分かります。
夜尿経過表の記録は重要で、手間がかかるが改善度の判定のため毎回持参、夜尿症は治るのに年単位かかるので、根気よく通院が必要であることを説明してあげます。
勿論通院しなくてもいつかは治りますが、
治るまでの苦悩を和らげてあげるというのが僕ら医師の仕事でございます。
自尊心が低下してしまっては可哀想ですからね。
幼稚園の頃はいったん夜尿症が治ったのに、その後、夜尿が再発したような場合は、潜在性二分脊椎を疑い、腰椎XP(正面)を撮影した方が良いです。
次回来院時には起床時の尿を持ってきてもらいます。
浸透圧測定✔すね
多尿型の場合は朝のおしっこが薄いんです。
朝に起きても、尿が濃くなっていないんです。
僕のキャラみたいに濃くないんです。
初診時はありのままの状態でチェックしたいので、水分制限は特にせずに
現状のままを✔します。
なので説明書や治療方法が書かれたパンフレットなどは渡しません。
これはですね、小児特定疾患カウンセリング料が取れるんですよ。
小児科専門医
月2回算定可能でして、
2年を限度にして、
月の初めに500点
2回目に400点を頂けます。
宿泊行事の時にはミニリンメルトを使っていいよと指導します。
学校の先生にはあらかじめ相談しておきますが、おむつ着用も選択肢としては良いでしょう。
長期的に見て、膀胱の機能的用量の低下例に対しては
日中のがまん訓練を行ってもらいます。
1日1回はやってもらいたいですね。
17時以降の飲水制限(コップ100 mL以下)
夕食は汁物(味噌汁・スープ・鍋物)や生野菜を控えます。
夕食後のデザートは果物を控えます。
夏にはお風呂に入った後の追加の飲水を減らすために、夕食後から夕食前に
秋から冬にかけて気温低下後は入浴は就寝前(発汗・保温促進)
秋から冬にかけては大げさに布団や寝巻の厚着で発汗増やす
あとやはり、塩分制限は大事ですな。
さてさて、毎日当直しまくって毎日イライラばかりしているドクターbruですが、
今日はこの辺でさいならー。
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