アレルギー性咳嗽、アトピー性咳嗽その他もろもろ
最近めっきり寒くなりましたね。
RELVAR ELLIPTAを処方しまくっています。
自分もレルベアを使いまくって、結構良くなりました。
喘息に対して使用します。
ビランテロールトリフェニル酢酸塩
という立ち上がりの比較的早い気管支拡張薬、β刺激剤と
フルチカゾンフランカルボン酸エステル
の混ざったドライパウダーインへらーです。
フルチカゾンフランカルボン酸エステルはステロイドとしては優秀です。
咳が余りにも続く場合は一度ご相談下さい。
施設患者様も咳嗽の訴えが最近多くなりました。
加湿器付けましょう。
誤嚥しないように必要ならトロミ付けましょう。
咳嗽反射がある方ばかりですが、段々とそれも低下してきます・・・
仕方ない・・・
秋の花粉症の方も最近はよく外来に来られます。
どうしてだか、鼻水が出る方
ディレグラを一度使ってみてはいかがでしょうか。
フェキソフェナジン塩酸塩・・・つまり抗ヒスタミン薬が入っており
それに塩酸プソイドエフェドリンが配合されているという優れものです。
エフェドリンは麻黄として、葛根湯や麻黄湯にも入っております。
小青竜湯にも入っています。
あのですね、血管を収縮させるわけですな。
その代わり、高血圧症、冠動脈疾患とかある人にはまぁ少し注意をした方がよいかもっす。
あとは最近出た
ビラノアとか
デザレックスですかね。
両方ともに処方します。
アレルギー体質は
先天的なものがかなり最初から誘因としてかなり絡んでいるケース
後天的に喘息やアトピー性皮膚炎を発症する環境要因が強く絡んでいるケース
喘息やアトピー性皮膚炎などのありふれた疾患でも、疾患の発症や重症度に影響を与える遺伝的な因子(疾患感受性遺伝子)があるとしても、やはり後天的な要素、つまり環境の要因は強い。
遺伝の効果は勿論ありますが、しっかりとした予防で比較的対応できる患者様も多いのが現実だ。
アトピー性皮膚炎患者の皮膚には、バリア機構の傷害のために黄色ブドウ球菌が高頻度で検出されます。
黄色ブドウ球菌が産生する毒素がスーパー抗原としてT細胞を活性化し病態の慢性化に重要な役割を果たしております。
同様に、幼少期の気道への細菌の定着と喘息との関連が示唆されております。
アトピー性皮膚炎患者で、
明らかにフィラグリン遺伝子に変異がある人がおります。
これは間違いなくそういう体質っす。
表皮角層に存在し表皮細胞の分化を調節することで皮膚バリア機能に重要な役割を果たしているフィラグリン遺伝子です。
但し、こういうADの方でもしっかりと保湿をして、必要時には抗炎症薬であるステロイドを使用しましょう。
逆流性食道炎から起こる喘息なら、半夏厚朴湯などが効果的です。
あまりぜーぜーしているのであれば、気管支拡張薬を使用しましょう。
細菌性感染を起こしていれば、マイコプラズマやクラミジア、百日咳カバーでクラリス錠200 mg×2回を7日分投与すればよいでしょう。
クラビットまでは使わんな。
ジスロマックSR成人用ドライシロップ2 g分1を1回のみ投与でも良いかもしれません。
痰切りは大体処方しちゃいますね。
咳止めは・・・アスベリン程度でしょうか。
インフルエンザのシーズンになりましたが、基本ラピアクタは使用しません。
点滴で使える抗インフルエンザウイルス薬ですな。
だいたいイナビル20 mg2キットを出してしまいます。
一発で終わりますしね。
タミフルは75 mgを2カプセル
解熱薬はカロナール位にとどめておきましょうね。
あまりPL顆粒は私は処方しません。
風邪の引きはじめならば、葛根湯
高齢者ならば香蘇散とか使いますね。
かなり咳ひどい場合に時々メジコンを苦渋の思いで処方しますが・・・
咽頭痛はトランサミンです。
ムコソルバンは1日1回で大丈夫な薬がありますので、それですね。
風邪が治ってきたが、いまいち倦怠感だけ残る方には補中益気湯が最強でございます。
さ、今日はこれ位にしましょう。
そろそろクリニック終了です。
今から当直に行かなきゃ、内科救急。
CPAから、不整脈から、脳出血・脳梗塞、なんでも見ますよ♪
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