葛根湯!!
皆様、こんにちわっ、ドクターbruですっ!
最近インフルエンザ感染症の患者様には決まって麻黄湯を処方いたします。
そしてそれよりも若干弱め?のイメージの葛根湯に関して今日は解説したいと思います♪
葛根湯は肩凝りにも効きますが、感冒、熱性疾患の初期に使います。
時々5日間処方とか意味が分からん処方をしている先生がいらっしゃいますが、これはいわゆる結構体力のある方で、風邪の初期です。
自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩凝り等を伴う比較的体力を伴う体力のあるものの次の諸症でございます。
悪寒とか効くと、腎盂腎炎?!などを考えてしまいますが、
インフルエンザウイルス感染による発熱を抑制するということになっています。
漢方薬における主なふくさようは、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、黄疸などです。
肩凝りなどでずっと葛根湯を内服させるような時はNaとKに注意をした方が良いかもしれません。
もしかして、ミオパチーとか副作用書いてあるのは高Na、低Kの方から来るグリチルリチンの過剰かなぁー。
さて、葛根湯の薬理作用ですが、、、
炎症に対しては、感染初期に炎症性サイトカインのIL-12の産生を亢進し、感染局所(上気道、肺など)で、ウイルス増殖を早期に抑えて、感染を限局化し軽症とします。
さらに、炎症性サイトカインの産生を抑える作用を有するので、全身反応を軽症化させます。
少し身体が楽になりますね♪
おっと、回診の時間になりましたので、ここまでにします・・・。
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