八味地黄丸について
皆様、こんにちわ。
身体中が痛いというおばあちゃんにこの薬をダスと結構元気になりますね♪
高齢者の手足の痛み・脱力感・しびれ・冷えに対する八味地黄丸の効果が立証されています。
あと自分の使い方としては、よく排尿障害のおばあちゃんが多いので、こちらを処方します。
抗コリン薬は効きすぎたり、あるいは口渇を訴えたりなど副作用も多いので、八味地黄丸を使います。
もちろん、抗コリン薬を使うケースもあります。
ポラキスとかバップフォーとかベシケアなどでしょうか。
時々、在宅医療をしていると、過活動膀胱:over acitive bladder (OAB)と前立腺肥大症:benign prostate hyperplasia (BPH)の合併例に抗コリン薬とα遮断薬の併用をするケースがあります。
八味地黄丸はこういった症例にも良いと思います。
あとはアンチエイジング的な、精力増強的な力もあるので、とにかく元気になって欲しいおじいちゃんとかにも・・・
牛車腎気丸をBPHに処方するケースもありますし、これがまた効く効く・・・
東洋医学的には肝・心・脾・肺・腎を機能単位とした「五臓」という概念があり、腎は性徴・発育・生殖能を制御する機能や水分代謝を維持する機能などが包含されています。
この腎の機能が衰えた病態が腎虚であり、この腎虚に対して八味地黄丸が代表的漢方方剤として用いられて来ました。
尿量が少ない方にも効果的です。
腰痛にはとても効きます。
実際に何人にも処方しておりまして、効果を実感しております。
実は自分は東洋医学を本格的には勉強してはいないが、漢方薬は処方しまくっています。
舌診、脈診、腹診もしませんが、大体お話だけで大丈夫だと思っています。
もちろん時々偽性アルドステロン症の✔などはしておりますが・・・。
だいたい漢方薬のイメージとしては2週間内服して頂いて、飲みたくなるようであればもう少し続けてもらいます。
効果は早くて2週間、通常4週間程内服してもらった感じできめていきたいと思います。
八味地黄丸を是非一度皆様もお試しあれ!!
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