整形外科 プライマリケア
お世話になっております。
火曜日から木曜日はプライマリケア医として整形外科診療に携わっております。
先日橈骨遠位端骨折の方がいらっしゃいました。
背屈転位を呈しておりまして、所謂Colles骨折でございました。
フォーク状の変形をするので有名ですし、良く見ると確かにフォーク状の変形をしております。
手首に強い痛みがあり、短時間のうちに腫れてきます。
その方はギプスを巻きましたが、結局、腫れが強くて、ギプスを外して欲しいという要望が強く・・・・。
だいたいが手のひらをついて転んだ際に生じます。
牽引を十分にかけた後に手を掌屈させ、背側の骨膜を利用したligamentotaxisを用いて整復位を得るようにするのがポイントであります。
上腕にタオルをかけて、その両端に術者が立ちながら整復することで、十分なカウンターフォースをかけた整復が出来ます。
閉経後の中年女性で骨粗鬆症の方などは要注意でございます。
またコラム書きます♪
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