爪白癬!!
今日は皮膚科で白癬の治療をしたりしています。
陰部に出来た白癬に対して我々はよくいんきんたむしという言い方をしますが、
股部白癬とも言います。
真菌の直接鏡検をしてあって診断が既に皮膚科院長先生がされていたのですが、ルリコンの継続処方となりました。
良く、在宅医療で処方する薬なのですが、爪白癬に対するクレナフィンですが。
少しまとめますと、爪白癬は主に白癬菌という真菌が原因となる感染症です。
白癬菌は感染する部位によって病名が変わり、足であれば足白癬、頭であれば頭部白癬、一般的には水虫と言われています。
爪白癬は、足や手指に感染し白癬菌が放置され、爪にまで広がったもので、爪水虫と言われているものです。
痛みやかゆみといった自覚症状がないため見過ごされがちですが、自分の体のほかの部位や家族などまわりの人にもうつる可能性があります。
白癬菌の侵入ルートとしては、足白癬の白癬菌が爪とその下の皮膚の間から侵入します。
まれに爪の表面に直接侵入することもあります。
それでは、爪白癬の爪の状態はどういった感じになるのでしょうか?
・爪の幅いっぱいに爪の色が白色・黄色に変化し、爪が厚くなっています。
・爪の一部がくさび状に白色・黄色に変化しています。
・爪の表面が白色に変化し、ざらざらしています。
爪白癬は治るのでしょうか?
根気よく治療を続ける必要があります。
爪白癬の治療には、原因となる白癬菌を退治する薬が使われます。
完治するには爪が生え変わるまでの時間がかかります。
爪が完全に生えかわるには、手の爪で約半年、足の爪で約1年かかりますが、年齢やどの爪かによって爪が伸びる速さが異なるので、根気良く治療を続ける必要があります。
日常で気を付けることはありますでしょうか?
足は毎日きれいに洗い、乾燥させましょう♪
手指の爪白癬の場合も同様に、手指を清潔に保ちましょう。
靴を乾燥させることも大事です♪
家族にうつさないためにお風呂の足ふきマットやスリッパ、サンダルの共用は避けましょう♪
ただし、洗濯する時は別々にする必要がありません。
あと注意をしなくてはならないのが、白癬菌は、切った爪や剥がれ落ちた足の皮の中でも生き続けます。
爪を切る時は周りに飛び散らないように注意し、床や畳はこまめに掃除をしましょう♪
そして、このよく私が処方するクレナフィンは爪の中や爪の下に潜む白癬菌を殺菌する作用があります。
クレナフィンは、エフィナコナゾールという有効成分が爪の中や爪の下に浸透し、白癬菌が潜む場所まで届くことで、増殖した白癬菌を死滅させることができます。
クレナフィンは、1日1回塗るということを徹底しましょう。
清潔に洗った後、クレナフィンを1日1回医師から指示された爪に塗って下さい。
目に見えない白癬菌は残っている可能性があるため、「治った」と思って勝手に薬をやめないようにしましょう♪
足の爪は1か月に約1.5 mmずつ伸びてきます。
きれいな爪に生えかわるには約1年(手の爪では約半年)かかるので、爪白癬の治療は、山頂でのきれいな景色を目指して一歩ずつ登る登山のように、根気よく続けることが大切です♪
1年後のきれいな爪を目指して、髪を整えたり、肌の手入れをするようにクレナフィンを塗ることを日課にしましょう~♪
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